曼殊院 京都の紅葉名所・枯山水庭園・見所

曼殊院の魅力に触れよう。

曼殊院(まんしゅいん)は竹の内門跡とも呼ばれています。
門跡寺院とは、皇族や貴族の師弟が出家して住職となる格式の高い寺です。
そのため洛北屈指の由緒ある寺として知られています。
また紅葉やツツジの美しさでも観光名所として人気の高い寺院です。
京都観光で訪れた際にはぜひ曼殊院に寄り、新たな魅力を発見してみませんか。

 

■観光のチェックポイント
◎天台宗の門前寺院で洛北屈指の名刹
◎紅葉名所として名高い
◎桂離宮の美学が息づく、
  江戸時代初期を代表する書院建築
◎庭園は小堀遠州好みの枯山水、名勝指定
◎狩野探幽の襖絵と障壁画
◎美しい曼殊院棚と欄間の透かし彫り・釘隠

 

●桜の見ごろ時期………3月下旬〜4月上旬
●ツツジの見ごろ時期… 5月初旬
●紅葉の見ごろ時期……11月中旬〜12月上旬

曼殊院の見所

■大玄関
江戸時代の建立。「竹の間」・「虎の間」・「孔雀の間」があり、狩野永徳が描いたと伝わる竹虎図の襖絵がある。

 

■大書院(本堂)
大書院と呼ばれる本堂は明暦2年(1656年)に建てられ、正面7間、側面5間、寄棟造り・?葺き(こけらぶき)の洗練された書院建築。
内部は「十雪(じゅっせつ)の間」・「滝の間」・「仏間」・「控えの間」の4つに分かれている。「十雪の間」の違い棚は桂離宮と類似する様式で、同時に作られたものという。「仏間」には阿弥陀如来立像や木造慈恵大師座像を安置。
両室の障壁画は狩野探幽(かのう たんゆう)の作と伝えられ、建物内の杉戸の引手金具には瓢箪(きょうたん)・扇子などの意匠が施されている。

 

■小書院
本堂と同じく寄棟造り・?葺き。間取りは八畳の「富士の間」とその北側に主要室である「黄昏(たそがれ)の間」がある。
「黄昏の間」には、有名な「曼殊院棚」と呼ばれる10種類の寄木でつくられた独創的な美しい違い棚がある。「富士の間」は松花堂昭乗(しょうかどう しょうじょう)の筆で書かれた「閑静亭」の額が掲げられている。
両室の境になる欄間には、菊花と格子を散らした透かし彫りが施されている。また釘隠(くぎかくし)は釘を隠すために作られたもので、富士山をかたどった七宝焼きは、注意深く見ると山にかかる雲の位置をすべて違えて作られている。この透かし彫りと釘隠はこの建物の大きな特徴で見どころでもある。

 

■梟(ふくろう)の手水鉢
小書院の縁先には名高い「梟の手水鉢」がある。しかし手水鉢として使うわけではない。秋の名月の頃に月の光をこの手水鉢に反射させ、部屋の天井や壁に月を取り込むという趣向だ。そのため手水鉢は少し傾けられている。下の台石は亀、傍の石は鶴をかたどっている。

 

■八窓軒(はっそうけん)茶室
茶室で3畳台目、下座床、中柱は皮付き桜。下地窓、突き上げ窓など8つの窓があり、無窓席と呼ばれる。随所に小堀遠州風の意匠が見られる。八窓という意味合いは、釈迦の生涯を八段階に分けた八相成道(はっそうじょうどう)にちなんだもの。
※内部は通常非公開。電話で予約すれば特別拝観として見ることができる。

 

■枯山水の庭園
書院の南に広がる枯山水(かれさんすい)の庭。小堀遠州(こぼり えんしゅう)の作庭とも伝えられ、名勝指定。東南の奥に滝石の石組を作り、白砂で池と川を象徴、石橋や鶴亀2島を配置し、建物を屋形船に見立てている。
鶴島には樹齢400年といわれる五葉の松があり、鶴をかたどっている。その根元には曼殊院型のキリシタン灯篭がある。公家風で趣味豊かだった良尚親王の好みが反映されている。
秋は紅葉で朱に染まり、5月は霧島ツツジが見事である。観光で訪れた際は、書院からゆっくり眺めるのもおすすめ。

曼殊院の歴史

曼殊院は伝教大師・最澄(さいちょう)が開いた天台宗の寺である。最澄が円暦年間(782〜806年)に、比叡山に建てた小堂が歴史のはじまり。当時は比叡山の西塔(さいとう)北谷にあり、東尾坊(とうびほう)と呼ばれていた。その後、天仁年間(1108〜1110年)になり、曼殊院という現在の呼称に改められた。江戸時代の初期には京都御所の近くに位置していた。
明暦2年(1656年)、当時の住職だった良尚法親王(よしひさほう しんのう)によって洛北の一乗寺の里へ移され、現在ある庭園や本堂、庫裏(くり)などが造営された。なお、良尚法親王は桂離宮を造営した八条宮智仁親王の次男である。そのため大書院・小書院は桂離宮に通じる趣を見ることができる。曼殊院は創建当時から学問に秀でた僧を多く輩出してきたことでもよく知られている。

拝観時間・拝観(入場)料・住所・交通アクセス

■拝観時間………9時〜17時(受付は16時30分まで) 
■拝観料…………一般600円・高校400円・中小学生300円
■駐車場…………50台無料(普通車のみ)
■住所……………京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
■交通アクセス…JR京都駅から市バス5系統で40分、「一乗寺清水町」徒歩20分。

 

このサイトはお役に立ちましたでしょうか。
京都観光にはホテルや旅館に宿泊して、じっくり見て廻るのも素敵ですね。
ホテルや旅館でおいしい料理を贅沢に味わう。さらに思い出深い京都になると思います。
では京都観光をお楽しみください。